JTTA|一般社団法人 日本遠隔医療学会 > 学会について > ごあいさつ

ごあいさつ

会長挨拶

会長
近藤 博史

協立記念病院院長、鳥取大学名誉教授

 2023年6月17日の定時総会後の理事会において代表理事・会長を拝命いたしました近藤博史です。2017年6月24日の理事会において、原量宏前代表理事・会長の後任として代表理事・会長を拝命し、4期目になります。森田浩之副会長、東福寺幾夫専務理事、長谷川高志常務理事、郡隆之常務理事、理事の方々、監事、運営会議議員、学会員と共に日本遠隔医療学会のために、日本と世界の遠隔医療、医療の発展に貢献したいと思っております。
 日本遠隔医療学会は、今年2024年11月岡山開催の学術大会で第28回を迎えます。1990年代の遠隔病理診断から地域医療連携、オンライン診療、医療DX, サイバーセキュリティと日本の遠隔医療の議論の中心にあり、多くの学会の遠隔医療を推進する方々が分科会を形成し、日本で定着する遠隔医療のためガイドラインの策定や時に応じた提言など進めております。その流れの中で内保連からも参加を依頼され、厚労省のサイバーセキュリティに関する調査研究もさせて頂いてきました。
 世界的には医療DXが進みその中心が遠隔医療です。日本は2010年以降セキュリティ不安等から、EHR、PHR構築、医療データベース構築、診療研究基盤が遅れ、同時にサイバーセキュリティの遅れと関係しています。

 本会の使命・理念は、「本会は、遠隔医療の(1)臨床的、(2)経済的、(3)社会的側面からの知見を集約し検討を加えることで、科学的エビデンスを積み上げ、地域や在宅における健康増進や医療・介護支援に貢献する。」とあり、実践してきております。
 私、2022年に大学病院を退職し慢性期病院に異動しましたが、遠隔医療を急性期だけでなく、医療の多くを担う慢性期病院、診療所、訪問医療、介護にも焦点を当てて医療DXの推進とサイバーセキュリティの教育普及活動に注力します。
 利用者、運用者、開発者そして研究者が集い、遠隔医療の学術的評価と効率的な普及を推進します。今後とも、本会に多くの方々にご参加いただき、遠隔医療の発展のためにご支援とご協力賜りますようお願いいたします。

(2024年7月)

 

トップへ戻る